この記事では、「機動戦士ガンダムSEED」に登場するキャラクターの関係を人物相関図にまとめました。
物語の構造を理解するには、人物同士の関係だけでなく、勢力の関係を押さえておくことが大事です。
また、ガンダムSEEDは物語が進行するにつれて、キャラクターの陣営や立場が変わります。
相関図を見てキャラクターの立ち位置を把握しておくと、物語をより理解することができます。
序盤の相関図
ガンダムSEEDは、地球連合とプラントが対立する世界が舞台となっています。
対立の背景に、遺伝子調整により知的・身体的に能力が向上したコーディネーターという人種がカギになっています。
ナチュラルとコーディネーターの間に生じた「ヒトとしての能力の差」により、感情的な対立が深まっていきます。
やがてコーディネーターはプラントへ、ナチュラルは地球へと別れ、政治や資源をめぐり徐々に緊張が高まり、戦争へと突入します。
地球連合がプラントの農業コロニー「ユニウスセブン」を核ミサイルで破壊した「血のバレンタイン事件」や、その報復としてプラントによる地球へのニュートロンジャマーの敷設などを経て、戦争は激化していきます。
このように、地球連合とプラントが対立する世界で、オーブの中立コロニー「ヘリオポリス」を舞台に物語は始まるのです。
オーブは、地球連合やプラントに属さない中立の立場を宣言している国です。
モビルスーツ開発を行うモルゲンレーテ社をはじめとする高い技術力と国防軍を有しています。
終盤の相関図
ブルーコスモスは「青き清浄なる世界のために」をスローガンに、反コーディネーター思想で結束した集団で、国防産業連合の理事ムルタ・アズラエルが盟主となり、地球連合の作戦行動に大きく関与します。
一方のプラントは、ナチュラル蔑視と選民思想の強いパトリック・ザラが最高評議会議長となり、対地球連合政策を強硬かつ独裁的に進めていきます。
物語の舞台は宇宙に戻りますが、地球連合とプラントの戦争はさらに激化していきます。
オーブが壊滅し宇宙へ脱出したアークエンジェルとクサナギ、これと合流したエターナルの3隻の戦艦が第3の勢力となります。
ニュートロンジャマーキャンセラーを得た地球連合軍による各ミサイルと、プラントによる戦略兵器ジェネシスの発射を阻止し、戦争を止めるため、この第3の勢力「三隻同盟」が立ちはだかります。
なお、三隻同盟という名称は物語の中では登場しません。
SEEDディスティニーの相関図
ガンダムSEEDの続編となる「SEEDディスティニー」の人物相関図はこちらの記事をご覧ください。
SEEDシリーズの出生相関図
ガンダムSEEDシリーズに登場する主要人物の遺伝子的なつながりを確認したい方は、こちらの記事をご覧ください。
この記事では、「機動戦士ガンダムSEED」の人物相関図と、勢力同士の関係を解説しました。
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