この記事では、『カラマーゾフの兄弟』に登場するアリョーシャことアレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフに関係の深い人物について解説しています。
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【カラマーゾフの兄弟】全登場人物のリスト目次
ホフラコーワ夫人の娘で14歳。
両足の麻痺で歩くことができなくなって半年近くなる。
明るいすばらしい顔立ちをしていて、まつ毛の長い、黒くて大きな目には、どこかいたずらっっぽい輝きがあった。
修道院では、カテリーナから預かった書きつけをアレクセイに渡す。
修道院で手厚い庇護を受ける神学生。22、3歳。
アレクセイとは親友と言っていい間柄。
出世を志向している。
グルーシェニカの母とラキーチンの母は姉妹、つまりグルーシェニカとは従兄弟関係である。
スネギリョフの息子。9歳。
ひよわで背の低い、青白いほっそりとしたうりざね顔だが、大きくて黒い目をしている。
父スネギリョフが飲み屋でドミートリーに殴られたときに通りかかる。
家族と別の町に引っ越すことを夢見る。
クラソートキンのわき腹をナイフで突く。
学校仲間6人と石を投げあっていたところに割って入ったアレクセイの指に噛みつく。
仲良しになったスメルジャコフに、針を刺したパンを番犬に投げ与えるというばかで残酷ないたずらを教えられる。
コーリャからは「じいさん」と呼ばれている。
スネギリョフの娘。
赤茶けてまばらな髪をした、かなり器量の悪い。
ペテルブルグの女学生で、ネヴァ川のほとりでロシア女性の権利を見つけ出すとか意気込む。
家庭教師で稼いだ16ルーブルをもって家に戻ってきたが、スネギリョフが生活費に充ててしまい、ペテルブルグに帰れなくなっている。
スネギリョフの娘。20歳ぐらい。
全身リューマチを患い、背は曲がり、両足は麻痺している。
スネギリョフの妻。43歳。
どことなく品があるが、ひどく痩せて黄色い顔をしている。
傲慢な、どこか物問いたげな眼つき。
アレクセイのことをカラマーゾフと呼ばず、「チェルノマーゾフ」と呼ぶ。
11歳ぐらいで予備クラスに入っている金持ちの役人の息子。
アレクセイが出会った6人の小学生のひとり。
左利きで石を投げる。
コーリャは、スムーロフの2年上級にあたる。
コーリャを崇拝し、傾倒している。
14年前に死んだ十二等官クラソートキンの息子。
アレクセイに会ったときは13歳で、2週間後に14歳になる。
年齢を聞かれることと、子どもっぽくみられることが大嫌い。
陳腐で型にはまったニコライという名に対して憎悪している。
背が低いことを気に病む。
列車が通過するときにレールの間にうつぶせになってがまんするという鉄道事件により、「命知らず」の評判がついてまわるようになった。
愛らしい、そばかすのある色白のやや青ざめた顔立ちをしている。小粒ながらいきいきとした灰色の目は、大胆不敵な輝きを帯びている。頬骨が少し張っており、唇は小さく、さして厚くもなかったが、たいそう血色がよかった。鼻は小ぶりで、つんと上を向いていた。
教室において、イリューシャにナイフで太ももを突かれた。
コーリャが読んだスマラグドフの「世界史」は、フョードルがスメルジャコフに勧めた本と同じである。
ラキーチンの影響を受け、自らを社会主義者とだと言う。
コーリャがイリューシャを見舞ったときに居合わせた11歳の少年。
無口だったが、トロイをだれが建設したかという質問の話題になったとき、ふいに口を開く。
あかすり事件の前に、イリューシャとスメルジャコフが針を刺したパンを投げ与えた番犬。
イリューシャがコーリャに告白したところによると、ジューチカはパンを呑み込み、きゃんきゃん吠えながらどこかに姿を消した。
この一件で、イリューシャはショックを受け、話を聞いたコーリャはイリューシャと絶交する。
コーリャがどこからか拾ってきた犬。毛むくじゃらでかなり大きい。
片目が潰れてて左耳が裂けている。
素直に読めば、ペレズヴォンはジューチカであると考えられる。
この記事では、『カラマーゾフの兄弟』に登場するアリョーシャの周辺人物について解説しました。
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