政党を色分けするときのカラーコードが知りたい
日本の政党のイメージカラーは、定着しているようで定着していないのが実情です。
ロゴ、ポスター、パンフレットなど各政党が多用しているシンボルカラーはありますが、ほかの政党と重複しないように色分けした情報は見当たりませんでした。
そこでこの記事では、日本の政党のイメージカラーを色分けする視点でまとめました。
具体的なカラーコードは、各政党の公式ホームページで実際に使われている色から取得しています。
- 政党を色分けしたいときの最適なカラーコードがわかる
- 政党の色分けを実際に使ったグラフデザインのイメージがわかる
当ブログは、特定の政党その他の政治的団体を支持し又はこれに反対する等の政治的目的を意図するものではありません
2022年参議院選挙の報道各社の色分け
2022年7月10日に行われた参議院選挙における報道各社の色分けをまとめました。
図解中のカラーコードに下線がついているのは、前回国政選挙の2021年衆議院選挙の報道時から変更があった部分です。
情報ソースとした2022年参議院議員選挙における報道各社の特設サイトです。
2021年衆議院選挙の報道各社の色分け
2021年10月31日に行われた衆議院選挙における報道各社の色分けをまとめました。
図解中のカラーコードに下線がついているのは、前回国政選挙の2019年参議院選挙の報道時から変更があった部分です。
日経新聞の色分けが逆転したことで日本の主要報道が、与党=赤系、野党=青系 で統一されました。 この記事の功績かな?
朝日新聞の野党の色分けは、共闘した5野党(立憲、国民、共産、社民、れ新)とそれ以外に分けていると思われますが、これだと維新とN党が共闘しているとミスリードしそうで心配です。
情報ソースとした2021年衆議院議員選挙における報道各社の特設サイトです。
2019年参議院選挙の報道各社の色分け
2019年7月21日に行われた参議院選挙における報道各社の色分けをまとめました。
対象は、政党ごとに色分けする3社(NHK、日テレ、TBS)と与野党で色分けする3社(読売、朝日、日経)です。
見事にバラバラですね。
情報ソースとした2019年第25回参議院議員通常選挙における報道各社の特設サイトです。
報道各社の色分けは参考にならないため、各政党の公式サイトで実際に使われている最適なカラーコードを選びました。
自由民主党のイメージカラー
#e70112
自民党のイメージは「赤」ですが、ホームページは白背景に黒文字のシンプルなデザインです。
ロゴやサイト内で使われている赤の色コードがバラバラだったため、自由民主党ホームページ公約・政策パンフレットより「令和3年政策BANK」の赤色を採用しました。
赤い政党といえば、アメリカ大統領選挙でのトランプ氏の共和党を連想される方も多いと思います。
赤色だけでなく、どちらも保守政党というのも興味深い共通点ですね。
このイラストは自民党のシンボルマークです。
見ての通り、使われている色は水色・黄緑色・黄色の3色です。
自民党のイメージカラーとして定着しつつある赤色は、シンボルマークには使われていません。
自民党の公式サイトでは、シンボルマークの意味とともに使われている色についても説明しています。
カラーは、豊かな自然(空と海=ブルー、大地=グリーン)、そしてそこで暮らす人々あるいは自然や人への愛情(イエロー)を感じさせます。
また、ブルーは若さや未来感を、グリーンは新鮮さを印象づける色でもあります。
2020年10月13日の記者発表記事からの引用です。
自民党の実質的なイメージカラーである赤色についての説明があります。
また、背景に「赤」を用いることで、国民のために働き続ける、燃えるような熱意やぬくもりを鮮やかで深い赤のグラデーションで表しました。
2021年10月11日の記者発表記事からの引用です。
背景の水色についての記述がありますが、色の意味は説明されていません。
背景色のブルーについては、岸田総裁が強いこだわりを持って選びました。
立憲民主党のイメージカラー
#024197
立憲民主党ホームページのメニューの青色から取得しました。
サイト内の青色コードは統一されているようです。
2020年11月10日の記者会見記事からの引用です。
「立憲ブルーという私たちの政党色」という記述がありますが、ブルーの具体的な意味についての説明はありません。
こだわった点について「立憲民主党は何をする政党かが一言で届くメッセージ、枝野代表、それと立憲ブルーという私たちの政党色を前面に出した」と説明しました。
公明党のイメージカラー
#f55881
公明党ホームページのメニューのピンク色から取得しました。
こちらもロゴやサイト内の色コードは統一されています。
日本維新の会のイメージカラー
#37c200
日本維新の会ホームページのメニュー上部の細い黄緑色から取得しました。
ウェブサイトは白背景に黒文字のシンプルなデザインですが、メニューのマウスオーバー色などアクセントに同じ黄緑色コードが使われています。
日本共産党のイメージカラー
#4d78d4
共産党というと機関紙赤旗もあるように「赤」を連想します。
しかし与党である自民党の赤と重複すると色分けになりません。
野党=青系で日本共産党のホームページ共産党のキホンのキホンの紫色から取得しました。
NHKの開票速報(参院選2019)でも紫系が使われています。
国民民主党のイメージカラー
#fbbe00
国民民主党のホームページでロゴに使われている黄色を取得しました。
同じ黄色系の古い党と比べると、国民党はオレンジ色よりの濃い黄色です。
国民民主党公式ホームページからのカラーピック
2018年5月21日の記者会見記事からの引用です。
ロゴに使われているオレンジ色と青色の意味を説明しています。
ロゴの色合いについては、「青とオレンジがかった色を使っているが、『青』は『公平性』そして『平和』ということを表している。また温かい『オレンジ色ないし黄色』は『元気』を表しており、私たちがこれから元気に活動していきたいということと、日本を元気にしていきたいという思いを込めた」と述べ、今後はこの2色、オレンジとブルーを中心に、様々な広報物を作っていきたい、との考え方を明らかにした。
社会民主党のイメージカラー
#3d9be7
社会民主党のホームページのロゴのスカイブルー色から取得しました。
ちなみにこのスカイブルーの色は、アメリカの民主党のイメージカラーに似ています。
れいわ新撰組のイメージカラー
#e4027e
れいわ新撰組ホームページのロゴのピンク色から取得しました。
NHKと裁判してる党 弁護士法72条違反でのイメージカラー
#ffef00
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反でのホームページのメニューの黄色から取得しました。
実際に政党の色分けを使ったデザインをイメージできるよう、政党別の議席数をグラフ化しました。
データは直近の衆議院議員総選挙の結果である2021年10月31日現在です。
デザイン的にもしっかり色分けできていますね。
データは2022年参議院議員選挙後の2022年7月10日現在です。
ここで紹介した円グラフと横棒グラフはGoogle Chartsを使って表示させています。
ブログでグラフを使いたい方は、WordPressブログにグラフを埋めこむためのGoogleChartsの使い方をご覧ください。
以上、各政党のイメージ色のカラーコード一覧でした。
報道各社による色分けは統一されていません。
政党ごとに色分けするときは、公式サイトのカラーコードをまとめた本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
政党の色といえばアメリカの赤い共和党と青い民主党。
2大政党のアメリカとの比較も興味深いですね。
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