ドストエフスキーの小説「罪と罰」には多くの人物が登場します。
推理小説的な楽しみ方もできる小説ですので、人物名はしっかりおさえておきたいですよね。
ここでは、「罪と罰」に登場するすべての登場人物をまとめています。
主要な人物からマイナーなキャラまで網羅していますので、読書の手引きとしてご利用ください。
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目次
主な登場人物
露: Родион Романыч Раскольников (Родя)
英: Rodion Romanovitch Raskolnikov (Rodya)
法科の元学生、23歳。
5階建ての建物でアパートを営むプラスコーヴィヤから屋根裏を借りて住んでいる。
住んでいる部屋は、奥行き六歩ばかりの小さな檻。天井は低く、古ぼけた椅子が三脚と机、寝台がわりにしているばかでかい不細工なソファとその前に小さなテーブルが置いてある。
母はプリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ、妹はアヴドーチヤ・ロマーノヴナ。
父は他界しているが、夢の中に登場する。[1-5]
生後6ヶ月で死んだ弟がいた。[1-5]
ラスコーリニコフのひととなりは、友人のラズミーヒンがプリヘーリヤに語った人物評がくわしい。
ロジオンとはこの一年半ほどのつきあいですが、彼はぶっすらして、陰気で、横柄で、傲慢な男です、それに近頃は(もしかしたら、ずっとまえからかもしれませんが)疑り深くなって、ふさぎこむようになりました。おっとりして、人はいいんですがねえ。感情を外にだすのがきらいで、気持を言葉にだすよりは、いっそ非情でおしとおすというようなところもあり、また、ときにはぜんぜんふさぎの虫ではなく、ただ冷やかで、石みたいに無感動になることもあるといったふうで、まったく、二つの正反対の性格が交互にまじりあっているようです。どうかするとひどく無口になってしまうことがあります!忙しくてしようがないのに、みんな邪魔ばかりしている、という様子をしながら、そのくせ自分はねそべって、何もしない。皮肉やではないが、それもウィットがたりないせいではなく、そんなくだらんことにつぶす時間がない、といった態度です。人の話はしまいまで聞かない。何に限らずみんなが興味をもつことには、決して興味をもたない。おそろしく高く自分を評価しているが、それも一応の理由はあるようです。
ドストエフスキー「罪と罰(上)」工藤精一郎訳、新潮文庫、445〜446ページ
露: Софья Семеновна Мармеладова (Соня)
英: Sofya Semyonovna Marmeladov (Sonia)
マルメラードフの前妻との娘。
18歳だが、年よりも若く見える。[3-4]
ブロンドの髪。
子どもたちが腹をすかせて泣くマルメラードフ家を救うため、売春婦となる。
密告により「黄色い鑑札」を受けることになり、家族の住むアパートから追い出された。
この「黄色い鑑札」は正式な名称を「医療券」といい、登録済みの娼婦たちに発行されるもので、彼女たちの商売を証明し、利害関係のある客たちにとっては、彼女たちの健康を保証するものであった。そこには、フルネームと年齢、外見上の特徴(髪、口、目、鼻、など)、住所、証明書が発行された日付、健康状態などが記されていた。
中尾 泰子「悪の巣窟 ロシア文学における娼婦・売春・男性性」から引用
カペルナウモフの部屋を借りて、一人暮らしをしている。
リザヴェータとは十字架をもらう関係だった。
露: Авдотья Романовна Раскольникова (Дуня, Дунечка)
英: Avdotya Romanovna Raskolnikov (Dounia)
ラスコーリニコフの妹。22歳。
背丈が高く、みごとに均整がとれて、気性の強さが見え、自信にあふれている。
髪は亜麻色、目は真っ黒。
顔は兄に似ていたが、美人とよぶにふさわしい。[3-1]
スヴィドリガイロフに100ルーブル前借りし、家庭教師として雇われていた。[1-3]
ルージンと結婚することが決まり、母プリヘーリヤとともに田舎からペテルブルグにやってくる。
露: Пульхерия Александровна Раскольникова
英: Pulcheria Alexandrovna Raskolnikov
ラスコーリニコフの母。
43歳で、顔にはむかしの美しさのかおもかげがのこり、年齢より遥かに若くみえる。
涙もろいがいやらしいほどではなく、気が弱く従順だがそれも程度があった。
年120ルーブリの恩給(年金)で暮らしており、その中からラスコーリニコフに仕送りしている。[3-1]
R県に住んでおり、汽車の駅までは馬車で90露里、そこから首都ペテルブルグまでは約1,000露里ある。
ドゥーニャと一緒にペテルブルグにやってくる。
露: Дмитрий Прокофьич Вразумихин (Разумихин)
英: Dmitri Prokofitch Vrazumihin (Razumihin)
ラスコーリニコフの大学の頃の友人。
ひょろりと背が高く、いつも無精ひげを生やして、髪はまっくろい。
並はずれて陽気な、隠し事のできない、素朴なお人好し。だれにでも好かれる。
力強く、大男の警官をなぐりたおした逸話もある。
ワシーリエフスキー島に住んでいる。[1-4]
地主のせがれ。[2-3]
露: Семен Захарыч Мармеладов
英: Semyon Zaharovitch Marmeladov
50すぎた男。
背丈は大き方ではないががっしりした体つき、頭は禿げ上がっていて白いものがまじり、酒浸りで黄色くむくんだ顔。
九等官の退職官吏。
死んだ妻との間に娘ソーニャがいる。
カテリーナと再婚している。
どん底の貧乏で、妻の靴下まで酒にかえて飲むくらいの飲んだくれ。
居酒屋でラスコーリニコフに話しかける。
我が身を売るソーニャから金をせびる吸血鬼みたいな親父。
自分の性根がいかに畜生なのかを語ることに喜びを感じ、最後の審判を引き合いにして罰され、裁かれ、赦されることを望む。
高級軽馬車にひかれて死ぬ。[2-7]
露: Катерина Ивановна
英: Katerina Ivanovna
マルメラードフの2番目の妻。
父親は七等官大佐。[5-2]
佐官の家に生まれた教養ある婦人で、由緒ある貴族学校で教育を受ける。
最初の夫は歩兵士官で、賭博にこって裁判沙汰にまでになり、それがもとで死んだ。
この死んだ夫との間に、9歳娘ポーレチカ、7歳息子コーリャ、6歳娘リードチカがいる。
胸が弱く、肺病を患っている。
年齢は明らかになっていないが、ラスコーリニコフには30前後に見えた。
きれい好き。
露: Аркадий Иванович Свидригайлов
英: Arkady Ivanovitch Svidrigaïlov
50がらみの男。
背丈は中背よりやや高い。
きれいな薄亜麻色の髪、空色のひとみ。
貴族で、騎兵連隊で2年勤めた経験がある。
8年前にペテルブルグにいたことがあり、借金をためて監獄にぶちこまれようとしたところを、マルファ・ペトローヴナが7万ルーブルの借金を3万に負けさせて身請けした。
カペルナウモフ洋裁店のとなり、ゲルトルーダ・カルローヴナ・レスリッヒのところに間借りしている。[3-4]
ドゥーニャを家庭教師に雇っていた。[1-3]
子供がいるが、伯母に預けた。[4-1]
露: Порфирию Петровичу
英: Porfiry Petrovitch
予審判事で法律家。
35歳になったばかり。[4-5]
中背よりやや低く、でっぷり太った上に腹までつきだしており、きれいに剃った顔には口髭も頬髭もなく、大きなまるい頭には髪が短く刈り上げられている。[3-5]
ラズミーヒンの遠い親戚。[2-4]
酒は飲まないが、タバコはやめることができない。
ラスコーリニコフに対して、道化のように卑下した態度、とりとめのない話をしながら心理的に揺さぶる。
露: Петр Петрович Лужин
英: Pyotr Petrovitch Luzhin
七等官、45歳、実務家。
マルファ・ペトローヴナの遠縁で、ドゥーニャの結婚相手。
ペテルブルグに法律事務所を開く予定。[1-3]
黒っぽい頬ひげが、カツレツを2枚ならべたように顔の両側をさわやかにふちどり、てかてかに剃りあげた顎のあたりでひときわ濃くなっている。
頭髪はほんのわずかだが白いものがまじり、カールしている。
露: Алена Ивановна
英: Alyona Ivanovna
60歳くらいの老婆。14等官未亡人、金貸し。[1-5]
白いもののまじった灰色のうすい髪は、こってり油をつけてねずみのしっぽみたいに編んで、角櫛でおさえている。
露: Лизавета Ивановна
英: Lizaveta Ivanovna
アリョーナの腹違い妹。
商人の生まれ。
35歳。
背丈が高すぎ、1.6メートルくらいはある。
姉アリョーナのいいなりで、昼も夜も姉のためにはたらいている。
リザヴェータを知る大学生は、年中妊娠しているという噂にあきれ笑っていたが、微笑をうかべた笑顔は素敵だと評する。[1-6]
ソーニャには銅の十字架を与え、聖書を譲り、たまに2人でいっしょに聖書を読んだり話したりしていた。[4-4]
露: Зосимов
英: Zossimov
医者で27、8歳。
大きなふとった男で、むくんでつやのない青白い顔にはいつもきれいに剃刀があててある。
髪は薄亜麻色でくせがなく、眼鏡をかけて、太い指に金の指輪をはめている。
ラスコーリニコフも以前から知り合い。[2-4]
ラズミーヒンによると、ゾシーモフは専門が外科なのにこの頃は精神科に熱中している、とのこと。[2-7]
露: Амалии Федоровны Липпевехзель
英: Amalia Ivanovna Lippevechsel
マルメラードフに部屋を貸している。[1-2]
カテリーナはアマリヤ・リュドヴィーゴヴナと呼び、アマリヤはカテリーナに自分のことを、アマリ・イワンと言う。
露: Андрея Семеныча Лебезятникова
英: Andrey Semyonovitch Lebeziatnikov
マルメラードフと同じ建物に住んでいる。
マルメラードフによると、カテリーナをぶちのめしたことがある。[1-2]
ルージンは、レベジャートニコフの後見人をやっていたことがあり、ペテルブルグに来たルージンに間借りさせている。
露: Прасковья Павловна Зарницыной
英: Praskovya Pavlovna Zarnitsyn
ラスコーリニコフに部屋を貸しているおかみさん。
八等官未亡人。
40前後で、脂肪太りで、眉も目も黒く、内気。[2-3]
ラズミーヒンによると、自分では36歳だと言っている。[2-3]
娘のナターリヤ・エゴーロヴナはラスコーリニコフと結婚する予定だった。[3-2]
9か月前にラスコーリニコフは、150ルーブルの借用証書を渡した。[2-1]
ラスコーリニコフが下宿しているアパートで、パーシェンカのたった一人の女中であり料理女もかねる。
田舎生まれ。おしゃべりで笑い上戸。[1-3]
ラズミーヒンからはナスターシヤ・ニキーフォロヴナと呼ばれる。[2-3]
警察署の事務官。
22か23歳、浅黒い顔で年より老けて見える。
流行の服を着たしゃれ者で、ポマードでテカテカにつけて後頭までかっきり分け目をつけ、さまざまな指輪をはめている。
ラスコーリニコフに借用証書のことを説明する。[2-1]
ラズミーヒンとも知り合いになる。
区警察署長。
くもりのないつやつやした顔にみごとな薄亜麻色の頬ひげを生やしている。[2-1]
ラスコーリニコフのことでラズミーヒンと知り合いになる。[2-3]
区警察署の副署長であだ名は火薬中尉。
にんじん色の八字髭をピンと水平にはね、並はずれて卑しい顔つきをしている。
かんしゃく持ち。
22歳のペンキ職人。
ロシア南部ではミコライと発音する。
リャザン県ザライスク郡生まれ。
アリョーナの建物の2階で、同じ村のミトレイとペンキ塗りをしていた。
金のイヤリングをドゥシキンに質入れする。[2-4]
ポルフィーリイの執務室に入り、自白する。[4-6]
ポルフィーリイが調べたことによると、彼の村のある長老のもとで2年間べグーン派(無僧宗派)の信徒の生活をしていた。[6-2]
カテリーナの長女でもうすぐ10歳になる。[2-7]
カテリーナの2番目の子で7歳。
カテリーナの末娘で6歳。[2-7]
K通りを歩いていた少女。
見た目は15か16歳くらい、炎天下で着衣は乱れ、おぼつかない足どりで、ひどく酔っぱらっていた。
下心を持った伊達男につけねらわれていたが、巡査に保護される。
酔っぱらいの少女をつけねらっていた紳士。
30前後で、でっぷりふとり、てらてらに脂ぎって、バラ色の唇の上にちょびひげをたくわえ、ひどくきざな服装をしていた。
ラスコーリニコフは、「スヴィリドガイロフ!」と呼んでくってかかる。
灰色の口髭と頬髭を生やした強そうな兵隊ヅラの巡査。
ラスコーリニコフが伊達男にとびかかるのを割って入り、酔っぱらいの少女を保護した。
ラスコーリニコフから、少女を馬車で送るための20コペイカを受け取る。
アリョーナから時間を指定されて、部屋を訪ねてきた男。
アリョーナのことを「鬼婆」と呼ぶ。[1-7]
ゾシーモフやラズミーヒンによると、コッホはアリョーナからの質流れ品や手形の買占めをやっていた。[2-4]
予審判事を目指して勉強中の学生。
金を借りるためアリョーナの部屋を訪ねてきた若い男。
呼び鈴に返事がないことに興奮するコッホに対し、冷静に事態を分析する。
アリョーナの部屋は外から鍵をかけているのではなく、内側から掛金がかかっている状態だと察知し、庭番を呼びにいく。
警察署に出頭していた赤黒い顔にぶちのある派手な女。
おそろしくけばけばしい服を着て胸に茶碗の受け皿ほどもあるブローチをつけている。
副署長から、ラスコーリニコフに名誉を傷つけられた腹いせに怒鳴りつけられる。[2-1]
ラスコーリニコフに通りで声をかけた女。
6コペイカをねだる。[2-6]
アリョーナの部屋の壁紙を張り替えていた職人の兄貴分の方。[2-6]
チートと一緒に作業していた弟分。[2-6]
アリョーナ・イワーノヴナと同じ建物に住んでいる毛皮職人。
チョッキの上にガウンのようなものを着ている。
猫背で、かさかさでシワだらけの顔は50すぎに見えた。
ラスコーリニコフには、地の底から湧きでたような人間に見えた。
警察署でイリヤ・ペトローヴィチから拳銃自殺した紳士の名前を聞かれ、「スヴィリドガイロフです」と答えた。
名前だけ登場する人物
露: Иван Иванович Клопшток
英: Ivan Ivanitch Klopstock
五等官。
ソーニャにワイシャツを6枚仕立てさせて金を払わず難癖をつける。[1-2]
何度も警察の厄介になっている性悪女。
家主のアマリヤを通じて、ソーニャに売春をすすめる。[1-2]
びっこでどもりの男。
3階9号室カペルナウモフ洋裁店を経営している。[3-4]
ソーニャに部屋を貸している。[1-2]
職を失ったマルメラードフを官職にやとった高官。[1-2]
ドイツ人の金持ちの錠前屋。
アマリヤ・リッペヴェフゼルはコーゼルから借りた住居を細かく仕切って、そのうちの一つの部屋をマルメラードフに貸している。
4階にマルメラードフが住んでいる。[1-2]
ラスコーリニコフの父の友達だった商人。
ラスコーリニコフの母プリヘーリヤが恩給(年金)を担保に、ワフルーシンから15ルーブルを借りたことがある。[1-3]
組合の事務所の男が、彼から話を聞く。[2-3]
ワーシャという子どもがいる。[3-2]
スヴィリドガイロフの妻で、ルージンとは遠縁の関係。[1-3]
スヴィリドガイロフより5つ年上。[4-1]
プリベーリヤがラズミーヒンに、死んだマルファの夢を見た話をする。[3-2]
夫スヴィリドガイロフに殴られて水浴して倒れた。[3-3]
スヴィドリガイロフによると、ぶどう酒を1ビンたいらげ腹一杯たべて水浴したことによる脳溢血。
ラスコーリニコフの夢に出てきた大男の百姓。
大きな荷馬車をひかせたやせ馬をむちでうち、鉄棒で馬の背をなぐって死なせる。[1-5]
ラスコーリニコフの夢に出てきたミコールカのセリフに出てくる。
「栗毛はマトヴェイが引いて行った。」[1-5]
ラスコーリニコフの知り合いの学生。
冬の頃、ポコレフがハリコフに帰るとき、ラスコーリニコフにアリョーナのことを教えた。[1-6]
露: Чебарову
英: Tchebarov
七等官。
ザルニーツィナから、ラスコーリニコフに対する150ルーブリの借用証書を手形として支払われる。[2-1]
ルイザの店の庭番。
酔っ払いの作家に目を殴られた。[2-1]
ルイザの店の従業員。
カルルと同じように、酔っぱらいの作家に目を殴られた。[2-1]
古物市場にいる本屋。
ラズミーヒンによると怪しげな出版をやっている。
ラズミーヒンはヘヴィーモフから翻訳の仕事を請け負い、翻訳料を前借りしている。[2-2]
ラズミーヒンの部屋にやってきた組合の男のセリフに登場。商人。[2-3]
組合の事務所の男。
ラスコーリニコフが昏睡していた時にラスコーリニコフの部屋を訪れ、ラズミーヒンと話をする。[2-3]
アファナーシイ・イワノーヴィチ・ワフルーシンから、ラスコーリニコフに35ルーブリの送金依頼を受けた。[2-3]
ラズミーヒンがラスコーリニコフの家を探すとき、手がかりにしていたラスコーリニコフの以前の下宿先の名前。[2-3]
パーシェンカの死んだ娘。[2-3]
ラスコーリニコフによると、婚約していたが一年前にチブスで死んだ。[2-1]
ラズミーヒンが引っ越した家。[2-3]
ラズミーヒンはラウィーザのところでザミョートフを殴ったことがある。[2-7]
ラズミーヒンのセリフに登場、帽子の話。
ラズミーヒンの友人。[2-3]
ラズミーヒンがラスコーリニコフのために服を買った店。[2-3]
ミコライと同じリャザン県ザライスク郡生まれ。
金貸しアリョーナの建物の向かいに居酒屋を開いていた男。[2-4]
露: Крюков
英: Kryukov
七等官。馬車を降りて、ある夫人の腕をとって門を入ってきたところ、ミコライとミトレイのケンカを目撃した人物。[2-4]
官吏。ラズミーヒンが新たに借りたアパートの家主。ポチンコフ。[2-6]
N橋から飛び降りる。[2-6]
ミコライとペンキ塗りをしていた。
ヴォズネセンスキー通りのバカレーエフのビルの2つの階でアパートを経営している商人。
ルージンが、ドゥーニャとプリヘーリヤのために部屋を2つ借りる。[2-4]
カテリーナの父。
カテリーナによると、五等文官で県知事になるところだった。[2-7]
カテリーナによると、最後の舞踏会で話しかけられた人物。[2-7]
侍従武官。
カテリーナによると、カテリーナとマズルカを踊って結婚を申し込もうとした人物。[2-7]
プラスコーヴィヤの死んだ夫。
すばらしい剃刀が残されたままになっている。[3-1]
アファナーシイ・イワノーヴィチの子。
プリヘーリヤの思索の中にでてくる。[3-2]
ラスコーリニコフの父の親しい友だち。
熱病にかかって逃げだして庭で井戸に落ちた。[3-3]
カペルナウモフ洋裁店のとなりに部屋をもつ。[3-4]
レスリッヒとスヴィドリガイロフは以前から親密。
姪を残酷に打ちすえ、自殺させる。[4-2]
ソーニャの隣の部屋に住んでいる。[4-4]
ずるいレスリッヒ。[6-6]
スヴィドリガイロフが語る妻の亡霊のセリフにでてくる。
農奴出身の村の針子。[4-1]
スヴィドリガイロフの家にいた下男で、6年前に死んだ。[4-1]
死んだのは、ルージンによるとスヴィドリガイロフの虐待が原因。[4-2]
スヴィドリガイロフの遠い親戚。[4-1]
スヴィドリガイロフが夫人のアルバムにラファエルのマドンナを讃える詩を書き込んだ。[4-1]
センナヤ広場の公爵の邸宅に、スヴィドリガイロフが泊まったことがある。[4-1]
レベジャートニコフのセリフに登場。
レベジャートニコフの仲間でコンミューンにいる女性。
2度の自由結婚をした。[5-1]
レベジャートニコフのセリフに登場。
7年間良人と暮らし、2人の子どもがいるのに絶縁状をたたきつける。[5-1]
アマリヤの話に登場する薬屋。
御者に心臓を突き刺される。[5-2]
カテリーナがフランス語を教わった教師。
カテリーナが開こうとする寄宿学校のフランス人老教師。[5-2]
レベジャートニコフが実証的方法論概説とピデリットの論文を読むように勧めた人物。[5-3]
スヴィドリガイロフが通う居酒屋の給仕。[6-3]
スヴィドリガイロフが居酒屋で呼び込んだ歌うたいの娘。[6-3]
スヴィドリガイロフの家にいた小間使い。
黒い瞳の可愛らしい娘で頭は弱い。[6-4]
登場人物だけでなく、時系列を追っていくことで、小説のあらすじをより深く理解することができます。
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【罪と罰】時系列からあらすじを理解する